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建築物にとっての快適さの一つは温熱環境が良いことです。快適な温熱環境を実現するには断熱、気密、計画換気、全室冷暖房の四つがそろうことが重要であるといわれています。そうして、これら四つがそろうことによって健康住宅につながり、省エネルギーつまり冷暖房費を減らし、地球環境の保全にとっても好ましいことになります。
また、建築物の断熱を十分に満たすには、壁だけではなく、床(又は基礎)、天井(又は屋根)、開口部(サッシ、ガラス)の断熱が重要です。
建築物の断熱方法には、大別して内断熱(充填断熱ともいう)と外断熱があります。前者は建築物の内側(充填断熱の場合は柱と柱の間を)を断熱し、後者は建築物の外側を断熱する方法です。「外断熱」は建築専門用語としてはRCやブロック造りのような熱容量の大きな建築物に使う用語で、木造建築物には「外張り断熱」という用語を用います。 |
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